5日目ハダーズフィールド〜マンチェスター
5日目朝、友人は仕事のため9:30に家を出た。入れ替わりで家にやって来たのが、コロンビア人男性で、友人の奥さんの仕事仲間。
友人には「12時に奥さんが出張から帰ってくるから、それまで家にいて」と言われた。イギリスは子供を家に残したまま保護者が外出してしまうのは違法だそうだ。あと小学校へのお迎えも義務。
もっとも今回は、家にコロンビア人男性もいるし(保護者と呼べるのか不明だが)、子供も大きいので問題ない。
お家には私とコロンビア人男性と子供2人。私は次の宿探し、彼はノートPCで作業、子供たちは2階で歌を歌って、気ままな時間を過ごした。ゲストハウスの共有リビングで過ごす見知らぬ外国人同士のようだ。
それにしても15年振りの私を家に泊めてくれたり、家主不在のまま仕事仲間がお家に来たり、世界中の友人達が出入りする家って、開放的でとても良いな。子供たちもゲストに慣れていて、緊張もしてないし、無理に仲良くしようとしないので、接していて疲れない。
13時頃奥さんが帰宅し、子供たちは大喜び。私がお土産で持ってきた駄菓子をお母さん(奥さん)に自慢し、お母さんも「懐かしい!私も食べたい!」喜んでくれたのが嬉しかった。
お母さんも日本人なので、日本にいる一般的な親子と変わらなく見えたが、子供「ママ庭で遊んできていい?」ママ「ダメよ、まだママにkissしてないじゃな〜い?」みたいなやり取りがイギリスっぽかった。
その後15時にハダーズフィールド駅まで送ってもらいマンチェスターピカデリー駅に向かう。切符7.5£(1200円)で購入したが、多分買い間違えだ。本当は日曜なので13£くらいするはず。
マンチェスターピカデリーの駅から7分ほど歩き、今晩の宿HATTERS Manchester に着く。入り口に異国の若者がたむろしていて、いかにも大都市の安宿だ。でも、フロントの女性も男性も明るくフレンドリーで親切。mapも貰えた。
今回の旅、初のドミトリー。男女混合8人部屋で22£(3520円)ちょっと高め。
共有スペースにbook exchangeがあるのが嬉しい。私の読み終えた本もここに置いてきた。
男女別のシャワールームもある。私は朝友人宅のシャワーを借りたのでパスしたが、トイレの様子から判断するに綺麗ではなさそう。ドライヤーの有無は不明だが、フロントで貸してくれそうな気がする。
夕方からマンチェスターの町に出かけた。ちなみにマンチェスターでは観光らしい観光は一切していない。
最初はお洒落なパブを写真に撮ったり、スーパーを冷やかしたりしていたが、途中で土砂降りの雨が降り、服も靴もリュックの中身までグッチョグチョになった。
持っていた地図はボロボロになって道に迷い、同じホテルの前を3往復した。
やっと宿について、「買ってきたパスタを食べるためにフォークを貸してくれないか」とフロントに相談して、初めて共有キッチンがあることを知った。
パスタ(2.2£=352円)をキッチンの電子レンジで温めて食す。
イギリスのco-opやコンビニに電子レンジは設置されていない。
冷たいまま食べるしかないと諦めていたのに、安宿でも温かいものを食べられるありがたみをしみじみ感じた。
日本のゲストハウスにも電子レンジはあるんだろうか。今日も日本のどこかで異国の旅行者がセブンイレブンのパスタなんかを温めて食べてるんだろうか。そんな事を考えた。