【過去日記】イタリアは美味しい~ ITALY IS EATALY~
2016年の2月にイタリアに行ってきました。
意訳すると「食はイタリアにあり」といったところでしょうか。その言葉通り、イタリアは何を食べても美味しかった!
例えばパスタ。
ほうれん草とチーズのラビオリ、トマトソース。
小指ほどの長さのショートパスタ、トロフィエのジェノベーゼ。
本場ボローニャのボロネーゼ・タリアッテッレ(平打ちパスタ)。Photo byヒデッシー
フワフワした食感のラザニア。Photo byヒデッシー
イタリアのレストランは、ランチタイムはメニューや看板を用意していない店が多いらしい。日本の日替わり定食のように、その日の食材と気分でメニューが変わるから、わざわざ紙に書いたりしないようだ。
バルサミコの故郷・モデナという古都で昼に入ったレストランでもメニューがなく、7種類程のパスタをイタリア語でてまくしたてられた。
ほとんど聞き取れなかったけれど3回くらい繰り返してもらったら、どうもトルテッリーニ イン ブロードと言ったらしかった。
こ、これだ!(左下参照)
Tortellini in broad、リング状の肉詰めパスタ・ブイヨンスープ!
地球の歩き方に載っていた、イタリアのレストランの代表的なメニューを単語帳に書き写し、通勤途中に暗記していたのだった。イタリア旅行中も携帯していたので、単語帳をバッグから取り出し「今、Tortellini in broadって言った?ねぇ、言ったよね⁈」とお姉さんにしつこく確認し注文。
塩とスパイスの効いた挽肉を包んだパスタに、あっさりとしたブイヨンスープがかかっていて、イタリアでは珍しく淡白な味付けで美味しかった。勉強した甲斐があったってもんだ。
写真を撮り忘れてしまったが、こういう感じ。
友人とパスタを一皿ずつ平らげ、さらに「ズッキーニの肉詰めトマトソース マッシュポテト添え」も食べた。
これも美味しい。
塩気が強く味が濃いので、白ワインがすすむ。写真のトッポギみたいなのは、くり抜かれたズッキーニの中身。
それにしてもイタリア人はよく食べる。隣の席の70代くらいの老夫婦もワインを片手にパスタを完食、その後ステーキを食べていた。
ランプレドットパニーニって、ランプレドットが分からないよ…!“牛肚包”と中国語で書いてあるので 牛の内臓系バーガー と予測をつける。
こんなん出てきました。
「ランプレドット」とは牛の第4の胃を野菜で煮込んだもの、ですって。
このランプレドットにはオイルソースがたっぷり掛かっていて、かなり食べ応えがあった。
珍味、そしてツルンとした珍食感。
ちなみに、牛の第2の胃・ハチノスをトマトで煮込んだものが トリッパ(黒板にもBASCHETTA DI TRIPPA 5ユーロ、とかいてある)牛の第1の胃が焼肉屋にあるミノ、牛の第3の胃がセンマイ。
牛の胃は余すところなく全て食べる。
それどころか、ヒトは牛の舌から尻尾、骨髄、国によっては子牛の脳みそまで食べるらしい。
人間は牛のほとんどの部位を食べ尽くしてるんじゃないかしら。
牛さん、まじグレイトフル…!
こちらは、同じく中央市場で見かけたアンティパスト(前菜)の盛り合わせ。本当はランプレドットよりこっちを食べたかったけど、12ユーロで予算オーバー。
海辺の町、チンクエテッレで食べたタコとジャガイモの前菜も絶品だった。
タコが柔らかく食感が良い。
逆に日本のタコはなんであんなに固いんだろう。日本海の荒波に揉まれているからか。