イギリス・アイルランドひとり旅

2018年夏、イギリス・アイルランドに約1ヶ月のひとり旅に来ています

8日目ウィンダミア〜グラスゴー

昨日の夜、スカイ島の宿はどこもかしこも満室だったが、朝ホテルサイトを見てみてみたら、来週であれば空室有のホステルがあるらしい。

 

元のスケジュールから随分ズレてしまうし、宿はスカイ島中心部のポートリー から1時間ほど離れたカイルアキン泊になってしまうけど、背に腹は変えられぬ。スカイ島は今回の旅の一番の目的なのだ。

 

スカイ島の宿が決まったところで、Backpackers hostelをチェックアウト。ここは本当に快適な宿だった。 そうそう、朝食も無料で、パンとマーガリンとジャムと、オレンジジュースとコーヒー紅茶がいつでもキッチンにあった。今後バックパッカーウィンダミアに行く人がいれば、熱烈にお勧めする。料金も約19£ととってもお得。

 

駅で電車を待っていると、流暢な英語で駅員さんに話し掛ける日本人のおじさまを発見。私が地球の歩き方を持っているのを見つけて「日本人ですか?」と声を掛けてきてくれた。地球の歩き方はもはや、日本人発見ツールになっている。

 

おじさまに湖水地方の見所を聞かれたので、「ウィンダミア→ボウネス→船でニア・ソーリー村→ホークスヘッド→ウィンダミア」と、地球の歩き方スコットランド版に書いてある事と同じことを勧めてしまった。我ながらつまらない答えだ。でも私は昨日予想外の登山をしてしまったので仕方ない。

 

おじさまは、本当は奥様と二人で旅行するはずだったが、急遽奥様が来られなくなり1人で来たのだそうだ。エディンバラで開催されるミリタリータトゥ(スコットランド軍楽隊と兵士がパレードする年に1度の音楽イベント)のチケットも2枚購入したのに、1席無駄になってしまうと嘆いていた。

 

よくよく聞いてみると、私がスカイ島宿泊のために急遽エディンバラ滞在に変更した日のチケットだという。私もエディンバラでミリタリータトゥを見たいと思っていたが、チケットを持っていなかったので、おじさまから80£=12800円で買い取ることにした。おじさま歓喜

 

とても高いけど、ミリタリータトゥは世界的に知名度も高く、当日券はほぼ手に入らない代物なのだ。おじさまだって今回の旅の一番の目的だと言っていた。だから高くても良いのだ。高くても良いのだ。と心に言い聞かせた。

 

おじさまとミリタリータトゥ会場での再会を約束し駅で別れ、またオクセントホルム・レイク・ディストリクトで乗り換えグラスゴーへ向かう。

 

電車が遅れてたので自分のチケット確認すると、あれ?ファーストクラスと書いてある。

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乗務員さんに見せるとこんな席に連れてかれた。

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ファーストクラスだ!でもなんで?乗務員さんが、ブランチと好きな飲み物を選ぶように勧めてくる。

fruit&yogurt とアールグレイをいただく。

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このチケットは、ウィンダミア駅の自販機でまごついてた時、駅員さんが代わりに買ってくれたものだ。

 

よく分からないけど、オンシーズンだからファーストクラスしか空いてなかったのかもしれない。チケット代は48.40£=7740円と超高い、けど、1回分の食費が浮いたと考えればまあいいか。

 

あっという間にグラスゴー駅到着。やっとスコットランドに入ってきた。

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スコットランド第二の都市だけあって巨大な駅だ。

 

そして、心なしか色素の薄い人が多い気がする。透き通るような白い肌、スカイブルーやライトグリーンの瞳、オレンジと赤の中間のような髪の色。ハリーポッターの親友ロンみたいな雰囲気だ。

 

ところで白雪姫って、白い肌、赤い唇、真っ黒な髪なんですよね。東北美人みたいな設定だよな、と思い出す。

 

駅から本日の宿までの1.4kmを、9kg弱のバックパックを背負って歩く。身体がバックパックに随分慣れてきた。

途中、巨大な教会があった。

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中国の長春とかハルピンにこういう緑屋根の洋館があったなぁ。ロシア建築なのかな。

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今日の宿はClyde Hostel (旧former Bluesky Hostel)、過去最高の14人部屋。約17£=2700円。ウィンダミアの宿と打って変わって、男臭い、治安の悪そうな宿だ。

ヘーイメン、ワッツアップ!?

 

でも、この宿の良いところはキッチンが充実していて、世界各国のみんなが料理しているところ。

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駅から遠くて、近くに良いレストランがないからかもしれない。

イギリス人がリゾットを作り、アジア系の男の子がオープンでピザを焼き、どこかの欧米の女の子達がクリームパスタを作っていた。

 

私も負けじと半額になっていたクズ野菜と中華風調味料で野菜炒めを作る。(1.3£=208円)

火力が弱く火が通っていなかったので、不味い。不味いもので、腹が膨れた虚しさに泣きたくなった。
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夜になると犬が入ってきた。このホステルで飼われてるらしい。大人しくて可愛い。

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1mくらいあります。

 

ちなみにこの夜、深夜1時に到着したお客さんが突然ドミトリーの電気をつけるわ(仕方ないけど)、ドアの開閉がドガーン!とすごい音がして誰かがトイレ行く度眼が覚めるわ、隣のベッドの男は真っ裸で寝てるから股間が見え隠れするわ、アラーム鳴ってんのに起きない奴いるわ、寝れたもんじゃなかった。

 

いやーマジ最低だったぜ、メーン!!!