イギリス・アイルランドひとり旅

2018年夏、イギリス・アイルランドに約1ヶ月のひとり旅に来ています

19日目ベルファスト~ドロヘダ~ダブリン

(アイルランド後半から更新をサボってましたが再開しようと思います!)

 

エディンバラで知り合った日本人Mちゃんが、この時期にアイルランドに行くならドロヘダという街で「フラー・キュール Fleadh Cheoil」という音楽祭に行くとよいですよ、と教えてくれた。アイリッシュらしい伝統音楽に出会えるはず、とも。

 

事前に下調べをしていると、私の好みの歌手がいた。zoeconwayさん(読み方が…ゾエさん?)。のびやかで美しい歌声とバイオリン演奏。この方がフラー・キュールのお祭りで教会でコンサートをするらしいので申し込んだ。20€=2600円。他のコンサートは、民間団体主催で10€だった。

 

聞いてみてね!


Zoë Conway and John Mc Intyre - Faoiseamh a Gheobhadsa

 

ドロヘダに行くには、一度ダブリンまで行き、バスか電車でドロヘダまで戻るのが一番早いみたいだ。(数は多くないけど、ベルファストから電車でドロヘダ直行も可能)

 

旅も中盤、ずいぶん慣れてきたので、今回は初めてベルファストからダブリン行のバスのチケットをインターネットで予約した。(と思っていた)

 

時間に余裕をもってBelfast Europa Bus Centre駅に到着。

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しかし、予約したはずのダブリン行バスが時刻表に出てこない。不安になって、バスのインフォメーションセンターに確認すると「それは電車のチケットよ!」といわれる。

 

ええ~!!バスと電車のチケット普通間違える?と思いつつも、同じ構内に「Great Victoria Street駅」という電車の駅があったので、今度は電車の駅員さんにチケットを見せる。

 

すると「これ、この駅じゃなくて、Belfast Centlal駅発だよ」と言われる。ここからBelfast Centlal駅まで約1.5㎞、3駅、出発まであと15分。もうだめだ…こういう状況を若者言葉で、詰んだ…っていうのかな…どと絶望していた。

 

そうしたら駅員さんが「1分後にBelfast Centlal駅行の電車が出るから、それに乗って急いで乗り換えるんだ!1番線だよ!行きな!」と急かしてくれた。私は走ってその電車に乗り、Belfast Centlal駅到着後もホームをひたすら走って、なんとか乗り換えに間に合った。Belfast Centlal駅では急いでいる私を見かねて「乗り換えはあっちだよ!」と教えてくれた人がいたり、駅員さんも急いでチケット確認してくれたり、色んな人がとっても協力的だった。

 

Mちゃんが言っていたアイルランドは人が優しい、というのを身をもって体験した(ベルファストは英国領だけども)それにしても、ダブリン行きの電車は激混み。日曜日だからかな。

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ダブリンに到着。駅から宿に向かう途中Busaras Central Stationというバスターミナルがあったので、ドロヘダのバス往復チケットを購入14€=1820円。

 

それにしても、ダブリンは首都だけあって大都会。ハイネケンや環境に配慮した色彩のマクドナルドも。お花は相変わらずきれい。

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宿に荷物を置き、バス停に戻りバス停を出発(バス停はTalbot Street(opp Bank of Ireland)という、線路の下。わかりにくいので注意)。1時間半ほどでドロヘダに到着した。

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ドロヘダの町はお祭りムード満載。だが、街内で演奏などはしていない。※後日分かったことだが、この日以外は街中でフリー演奏などもたくさんやっていたらしい。

 

zoeconwayさんのコンサートはこの教会で行われた。

 

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残念ながら写真は取れなかったけど、鳥肌モノの素晴らしい歌声と演奏だった。アイルランドに行く前に旅中にアイリッシュ音楽が聴けたら最高だな、と思っていたものの、方法がわからなかったので諦めていたのに、こんな形で聞くことができて感無量だった。Mちゃんに感謝感謝。

 

音楽祭に来た記念に楽器キーホルダーも2個購入。繊細で可愛い。8€=1040円。

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夜、ダブリンに戻ってきた。 

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既に21時を過ぎていたがこの賑やかさ。

ダブリンいちの繁華街テンプルバーにあるホステル・バーナクルズ テンプル バー(15€=1950円超安)に泊まったおかげで、25時過ぎまで周りのBARの演奏が部屋の中に響き渡った。

 

ゆっくり寝たい人には、繁華街を離れたホステルを強くお勧めする。

 

18日目ジャイアントコーズウェイ(ベルファスト滞在)

18日目朝、ホステルの共有冷蔵庫を開けたらハムが盗まれていた。

ハムの上に私の牛乳とディップを置いていたから、自分のハムと間違える訳はなく確信犯だ。猛烈に腹が立った。が、周りにハムを食べてる奴はいない。おそらく早朝に出発した奴らだろう。名前を書くだけでなく、ビニール袋に入れておくべきだった。くそぅ。


さて今日のジャイアントコーズウェイへは、1dayツアーに申し込んだ。『地球の歩き方』にも載っているアレンズツアー社のツアーだ 。25£=4000円。

9:30までにアレンズツアー社の前集合。一昨日泊まったベルファストユースホステルの目の前だった。

名前を伝えるだけの簡単な受付を済ませ、バスに乗り込む。バスは満席だ。「混んでるから相席で座ってくれないか?」と言われ、アジア系女性が隣の席に誘導されてきた。Are you from?と尋ねたら日本の方で、お互いのテンションが上がる。

彼女は休暇を使ってアイルランドだけを回っており、ベルファストやベルリンを観光するんだそうだ。


バスはまず最初の観光地で停車。キャリックファーガス城、勝手に写真を撮って戻ってくるスタイルだ。

このツアー、40人以上お客さんがいるのに、お世話するのはドライバー兼ガイドのお兄さんたった一人だ。負担が重すぎるんじゃないかい。

と、思った矢先、なんとバスが故障。山中で立ち往生してしまった。どうにも治らないらしく、「1時間半くらいで次のバスがくるので待ってて」とアナウンス。

私としては、まぁそういうこともあるよね、ジャイアントコーズウェイに行ければ良いや、くらいに思っていたが、隣の席の日本人女性は文句の嵐。「こういうのって返金になるのかな?!」「もう、他の会社のツアーにすればよかった!」「あ〜もう観光削られたらどうしやう?!」と。聞かされる方はたまったもんじゃないので、外に出ることにした。


のどかな景色が広がっている。

感動したのはお客さんの女の子(20代前半くらい)が、ドライバーさんを手伝って車の誘導をしていたことだ。


真ん中のピンクの女の子。
バスが片道を塞いでいるため、車同士がぶつからないよう、ドライバーさんと二人で信号みたいな役割をしていた。

車さばきが抜群にうまい。ガソリンスタンドでバイトでもしてたんだろうか。頼まれた訳でもないのに、彼女の心意気に涙が出そう。

結局代わりのバスが来たのは3時間近く経ってからだ。みんなお腹がペコペコなので、まずはレストランへ。この時点で15:15。

40人も食事出せるのかと心配していたが、学食みたいに出来ているオカズをお盆にのせていくスタイル。早い!あっという間に皆食事にありつけた。


隣の女性は「私もう食べない!」と言っていた。私は自分で作って持って来たサンドイッチがあったので、それを食べる。「サンドイッチ食べます?」と声をかけようと思ったが惜しくなってやめた。

私は多分無人島で遭難したら、自分の持ってる食べ物を人に言わずコソコソ食べるタイプなのだ。

このレストランに売ってたブタのまな板が可愛くて妹のお土産にした。14£=2240円。

16:15やっとジャイアントコーズウェイに到着。が、ここ、入場料が必要なのかどうか分からない。看板には11£と書いてあるのに、チケットを買わずに入れる入り口がある。隣の女性は他のお客さんに聞きにどこかへ行ってしまった。私は『歩き方』に入場無料(※ただし、トイレやshopのあるビジターセンターを使うには有料)という記載を見つけ、無料の入り口から進んでいく。


山が見えてきた。


六角形の岩に乗って写真を撮る人々。中国人が多い。

景色は悪くないのだが、感動はしなかった。スカイ島が素晴らしすぎて、あれを凌駕する景色は多分もうブリテン諸島では見られないんじゃないかという予感がする。

続いてバスはキャリックアリード吊橋へ。吊り橋を渡りたい人は別料金。8£(=1280円)を事前にドライバーさんに渡しておく。

ここに到着した時は19時近かったが、混雑していて橋を渡るのにかなり待った。


この行列…。


海が綺麗…だが風があまりに強く、寒いわトイレが漏れそうだわ、それどころではなかった。


かろうじて橋の上で撮った1枚。強風で恐怖ぅ…命の危険を感じた。

最後に立ち寄ったのはここ。

名前は覚えていないが、木々が道を覆うように生えている写真スポット。魔王に出てきそうな、死の世界へ誘う悪魔の木々という感じか。

結局ベルファストに戻ってきたのは21:15。レストランも全部閉まっていたので、コンビニで買ったケチャップマヨネーズのディップとパンの夕食になった。全然美味しくなかった上に、途中でキッチンを追い出され、リビングルームの箱に座って食べた。

長い一日だった。

17日目ベルファスト滞在

今日は休息日。昨日遅くにグラスゴーに到着し、明日はまた1dayツアーでジャイアントコッツウェルズに行くから、のんびりしようと決めていた。


それにしても、北アイルランドに入った途端、極端に街の雰囲気が地味で静かになった気がする。

エディンバラは「私を見て!美しいでしょう!素晴らしいでしょう!」と語りかけてくるようで、その通り見るものを圧倒する迫力があったが、比べるとベルファストは「華美に装飾することに意味があるのかしら。大事なのは外っつらじゃなくて私達の生活よ」と清貧こそ美徳
な感性を感じる。まだ2日目だけど。


ひとまず、グラスゴーセントラル駅に行けば、駅の周りは賑やかなはずと予測を立てて歩いて行くと、面白そうなものを発見。


週末(金〜日曜)だけ開催するグラスゴーマーケットだ!ラッキーなことに今日は金曜日!

中はこーんなに広い。

洋服が売っていたり、

カフェ&フードコート、

鮮魚もありました!魚食べたい!

私も小腹が空いたので、マダム手作り(?)アイリッシュシチューをいただくことにします。

カレーの方が明らかに美味しそうなのですが、せっかくアイルランドにいるんだもんね。

肉じゃがかコロッケの中身みたいな見た目で、味も見たまんまの味!!ちょっとオレガノが効いてます。


マーケットの中はwifiが繋がるのですが、ここで突然「3日後のホテルがキャンセルされました」とAgodaからメールが届きました。クレジットカードエラーのようです。

再び同じホテルを予約しようとしたところ、料金が上がってしまい予算オーバーのため、日程を組み直し、他のホテルを探して…とやっていたら、あっという間にマーケットが閉まる時間。金曜日は15時までだそう。

その後は、ベルファストセントラル駅を見学。

びっくりするほど小さい。ホーム4つのみ。

工事中。飯田橋駅のよう……。


続いてシティセントラルへ。(一番賑やかな場所をcity centralと呼ぶのね)

ゴールウェイの回転寿司「YO!活」の姉妹店、

「YO!SUSHI」を発見。

中心地のモニュメント。

お店がたくさん並ぶ通り。


本屋さんもあった。

『学年ビリのギャルがケンブリッジ大学に現役合格した話』ウソ。


街の散策を終え、宿の移動。
昨日はフェリーの到着が遅かったため23時までフロントが空いてるホステルにしたのですが、今日は同じベルファスト内の格安ドミトリーに移動。



ホステルらしき建物がない〜と思ったら、普通の建物の中にありました。ブザーを押したらスタッフが開けてくれた。

今日の宿はペディーズ パレス ベルファスト (Paddy's Palace Belfast)、16£=2560円安い!


部屋は普通ですが、多分2段ベッドの中では安いタイプのもの。上に上がる時の軋みと揺れがすごい。
上段だったのですが、下段の人に申し訳ないなぁと思いながら上り下りしてました。

キッチン、リビング。泊まってる人に対し椅子が足りず朝食を立って食べたよ。

こんなお洒落な一面も。ブリテンジョーク!

洗濯機&乾燥機も貸してくれます。4.5£=720円。

夕食は買ってきたサラダとスープとポテトサラダ風ディップを載せたパン。


それにしても北アイルランドに入った途端、ミネラルウオーターが0.79£→1.5£に値上がり!
街中で見かけたスーパーでやっと0.5£の水を見つけましたが、そこ以外は全て1£超えてました。物価はそれほど変わらないのになぁ。

明日は1dayツアーでジャイアンツコッツウェルズに向かいます。

16日目グラスゴー〜ベルファスト

今日はいよいよ北アイルランドベルファストに渡る。
グラスゴー発の長距離バスに「ベルファスト行」があったので、どうやって北アイルランドに入るのか分からないけど購入。

本当は午前中のバスにしたかったが、なんと満席!午後の便は、16:20発22:00着だそうで、あまりに遅い到着が心配だが、仕方あるまい。

さて夕方までの時間、グラスゴーのボロック・カントリーパークに出掛ける事にした。『地球の歩き方』に"ハイランドキャメル"という長毛の牛に会えると書いてあったからだ。ハイランドキャメルはスカイ島でも何度も見かけたが、いつも車でそばを通りすぎるだけで写真を撮れなかったのだ。

バスで公園に向かう。お釣りは出ないシステムと知らず1.6£のところ2£支払う(=320円)。

バス乗るときにドライバーさんに「ボロック・カントリーパークに行きたい」って伝えたのに、通りすぎやがった。

さて、いましたハイランドキャメル!

この子は全く動かなかったのですが人懐こい子もいました。


すごい目…!

すごい食べっぷり!


続いて、キャメルハイランドの子供。
可愛い!撫でたい!モフモフしたい!


この公園にはボロックハウスという旧邸宅もある。

中は展示場やレストラン、売店も。

お庭も素敵。

公園内に川が流れていたり、
ただただ広い草むらがあったり。

東京ドーム31個分の敷地面積だそう。もともとこの公園に来る予定はなかったが来てよかった!素晴らしい場所だった。

帰りのバスも小銭がない上、到着先を伝え間違えた。2.6£=416円。

ゴールウェイで昼食。ブルーラグーンというフィッシュ&チップスのチェーン店。

この旅初のフィッシュ&チップス!想像した通りの味だが美味しい。7.5£=1200円。

イギリスに来るまでフィッシュ&チップスって、日本でいう牛丼やおにぎりみたいな軽食で、500円くらいで食べられるのかと思っていた。でも食事メニューとして提供されてるし、1000円以上するし、量もめっちゃ多い。勉強になりました…。

その後グラスゴーのデパートなどをウロウロした後、北アイルランドベルファスト行きのバスに乗り込む。どうやらケアンライアン港〜ベルファスト港まではフェリーに乗ることは分かっているが、バスも一緒にフェリーに乗るんだろうか。

切符を見ると、グラスゴー〜ケアンライアンまでは923番バス、ケアンライアン〜ベルファストまでは924番バスと書いてある。

インフォメーションのおじさんに確認すると、すごく面倒くさそうな嫌そうな顔をしながら「同じバスだよ、チケットが2枚あるのはバス用とフェリー用だ」と言い放った(その後、間違ってた事が判明する)

とにかくバスに乗り込み、ケアンライアン港へ向かう。窓の向こうは夏の雲。スコットランドはどこもかしこも良い景色。

ケアンライアン港が見えてきた。

と、ここで運転手さんが「ベルファストに行く人はここでバス降りてフェリー乗ってー!荷物忘れないでねー!!」的な事を言ってる。

よく分からないが、バスのトランクに預けていたバックパックを受け取り、スカイ島に行きそうな人達に付いていく。

そしてバスは行ってしまった。1/3くらいバスに残ってた人もいた。どうやらバスはイナーメッサン(orストランサー)という次の街へ向かうらしかった。

後々、あのインフォメーションのジジイ!感じ悪いだけじゃなく嘘教えやがって!!と猛烈に腹が立ったが今はひとまず搭乗優先だ。


カウンターで搭乗手続き。バスチケットとパスポートでオッケーだった。


搭乗券をもらい、船内へ。

船内は随分快適だ。ソファがあったり、

売店や免税店もあった。

19:30に出向し、約2時間程度で到着。下船方法が分からなかったので、同じバスに乗っていたおじさんに教えてもらう。


バスの人は「foot passenger exit」から下船。間違って車ごとフェリーに乗ってきた人の列に並ばないよう要注意だ。

下船ブリッジを渡り、

看板に従って進み、

エスカレーターを降りて、

預け荷物を受け取ると、

バスが待っててくれた(ベルファスト行924番)

ドライバーさんも、ちゃんと人数を数えていた。船から出てくるのが多少遅れても、ちゃんと待っていてくれるようだ。こういうところ、本当に旅の先進国だなぁと思う。

船を後にする。


そしてバスは、ベルファスト・セントラル駅に到着。時すでに22:15。mapsを見ながら宿に向かうが、街中が信じられないほど暗い!!

そしてなんか怖い。

倉庫の横の道を通り、

22:45、やっと今晩の宿に辿ついた。ここのフロントは23時までなのでギリギリだった。

今晩の宿はBelfast International Youth Hostel 、昨日二段ベッドの上段を無意識に蹴っ飛ばしてしまったので今宵はシングルルーム。32£=5120円。


この部屋を一人で使うことはシングルルームと呼べるのだろうか…?


でもリビングもキッチンも広くて良い感じ。

洗濯機もある!

とはいえ、節約のため明日は別のホステルに移ります。無事北アイルランドに渡ってこれで良かった。

旅もそろそろ折り返し地点です。

15日目カイルアーキン〜グラスゴー

8:22スカイ島カイルアーキンを出て、バスでグラスゴーまで向かう(915便、41.2£=6592円 )。6時間以上掛かるので殆ど寝ていたが、たまに目を覚ますとどこも絶景だった。

それにしてもイギリスはバックパッカーが多い。老いも若きもみんな10kg以上あるであろうリュックを背負い登山靴を履いて、イギリス中を旅するのだ。

日本はまだバックパッカー=若者の貧乏旅行のイメージが強い。イギリスはバックパッカー=自然散策を楽しむための動きやすい旅行スタイル、という感じだ。
お金持ちそうな紳士や上品なマダムまでもバックパックを背負っている。


14時過ぎにやっとグラスゴーに到着。
前回グラスゴーに泊まった時は天気も宿も悪く印象は最悪だった。

今回は晴天、前回とは違うホステルにした。
グラスゴーセントラル駅のすぐ近くの宿だ。

近くに「YO!活」という謎の回転寿司もある。

前回よりも明るくて活気がある。グラスゴーセントラル駅の近くだからだろうか。

一回チェックインしたのち、しばらくロクなものを食べていなかった反動でケーキ屋さんに入ることにした。


そうそう!私はこういうケーキが好きなのよ。


ミックスベリーのムースケーキとMango Tangoという紅茶をオーダーした7£=1120円。

お、美味しい〜〜〜涙。こういうの求めてた!ケーキの量が日本の3倍くらいあるけど。このお店1972年から続く老舗らしいです。

さて今晩の宿はユーロホステル グラスゴー16£=2560円。やっすい!

ここは1階〜9階まで全部部屋になっている巨大ホステルだ。

荷物を預けるなら2£、レイトチェックアウトなら5£、鍵を無くしたら2£…みたいに全てルール化されている。泊まる身としてはその方が楽。

リビング&キッチン。過去最大の広さ!


これでも夜は混雑する。フランスと思しき若者の団体は、晩御飯にフレンチトーストを20人分焼いていた。


部屋は女性専用の14人部屋。洗面台3つとシャワー・トイレが2つずつ付いている。

夕食はスーパーで半額になっていたマカロニグラタンと野菜サラダ。2.6£=416円。

グラタンまずい……どうしてこんな色になってしまったの。


この日私は2段ベッドの下段に寝ていたのだが、突然真夜中に私の右足が真上に上がり、上のベッドを下から突き上げるように蹴っ飛ばした。

自分でもビックリして咄嗟に"sorry"と謝ったが、冗談の女の子は"no〜〜〜‼︎‼︎stupid"(このど阿呆‼︎)とお怒りだった。そりゃそうだ。

大分疲れが溜まったとみて、翌日は久々にシングルルームに泊まることにした。

14日目スカイ島1dayツアー(カイルアーキン泊)

朝、一度ドミトリーの部屋を出て、廊下で旅支度を終えた後荷物を部屋に戻した。昨日の様に怒られるのが嫌だったからだが、これはこれで他の部屋の人から奇異な目で見られた。
ドミトリーは配慮の加減が難しい。


さて、朝食を取り出発。1dayツアーは、9:15にポートリーのバス停集合なので、07:44発の7100番のバスで「ポストオフィス」に向かい、そこからポートリー に行きのバスに乗り換える……はずだったが、なぜか7:40にポートリー直行バス(52便)が来た。バス代9.2=1472円。オンシーズンだけの特別運行かもしれない。


8:40にポートリー のバス停到着。
coopで水や食料、お菓子を調達する。そういえば今日のツアーはランチ付いてるのかな?と心配になり、パンとチョコレートブラウニーも買っておいた(付いてませんでした)

9:15ちょうどにスカイミニバスツアーの車が来た。メールで事前に色と番号を教えてくれてくれるので安心だ。(写真は別の場所で撮ったもの)

欧米カップルが15分遅刻してきたが、ちゃんと待っていた。こういう所がちゃんとしてる国だよなぁと思う。

参加者は私、イタリア人親子、フランス人女性、欧米カップル(国不詳)あとはスコットランド人の初老のガイド兼ドライバーさんだ。

ここからはツアーで立ち寄った場所の写真を載せていく。地名は殆どわからないのだ。

ここが一番有名なオールドマン・オブ・ストー。

ここ、これで終わりだった。ハイキングして近くからポストカードみたいな写真撮りたかったなぁ。ツアーによってはハイキング込みのもあるはず。

ここはUIGの辺りかな。天気が良くなって来ました。幻想的な緑の世界が広がります。


この日本では見られない緑色に名前はないのかな。スコティッシュグリーンとか。

しかしこのガイドさん、途中何回か「〇〇プランと△△プランがあるけど、どっちが良い?」って聞いてくる。聞き取れないし、今決めないで本来通り回ってくれ!!

途中、お昼を持っていない人とドライバーさんはスーパーでサンドイッチを買っていました。

こんな所までやってきました。

ここの景色は圧巻。地球の果てを感じます。


風が強すぎて飛ばされそう!


その後はフェアリープールへ。時既に16:30。1時間以上のハイキングがあるって聞いてたし、
私は17:35ポートリー発のバスに乗らなきゃ帰れないと伝えてあるけど間に合うのかな……?と思っていたら、


ここを川沿いに登って一番奥まで行くそうですが絶対無理!!しかも、写真では伝わらないけどめっちゃ混んでる!!

ということで、代案として、シークレットフェアリープール(とガイドさんが勝手に呼んでる場所を見学)


泉がちょこっと緑色でキレイだけど、まぁこんなものよね。

その後、ポートリーからカイルアーキンに向かう途中の町、スリガチャンまで送ってもらい、最終バスでカイルアーキンに戻りました。

スリガチャンでバナナを隠しながらヒッチハイクする若者。

カイルアーキンの宿の中から見えた景色が、絵画のようで素敵だった。

この日の夕食は、昨日買った缶のトマトスープと手作りのチーズとハムのサンドイッチ。相変わらずひもじい。都会に移動したら美味しいものを食べることを自分に許可しよう、と思う。


オールドマン・オブ・ストーにほんの少し心残りしつつ、スカイ島の感動冷めやらぬ夜でした。

13日目インヴァネス〜スカイ島

朝6時前に目が覚めると空は青空。

スカイ島が楽しみでテンションが上がり、7時前から旅支度をしていたら、同室のオジさんに「もうちょっと気を遣って静かにしてくれないか?!」と叱られてしまい、早々と部屋を退散した。ごめんよオジさん。

出発まで時間があるのでインヴァネスの町を散歩。

宿の近くに、ネス湖に繋がるネス川があった。

8:40、インヴァネスのバス停を出発する。スカイ島ポータリー行(917便)26.40£=4224円。


スカイ島へ向かう途中、バスは湖沿いや山間部など景勝地を進んでいく。天候がコロコロ変わり、急に大雨が降り出したと思うと次の瞬間には晴れている。霧が出ていることも多い。そんな訳でタイミングが合わず、道中のまともな写真が残っていなかった。

良い景色が反対側!

11:07に私が今晩宿泊するカイルアーキンを通過し、12:15頃スカイ島の中心地ポータリーに到着した。


透明の建物がバス停だ。中に時刻表が貼ってある。

明日の観光の相談をすべくインフォメーションセンターに向かう。

バス停から歩いてすぐだ。

インフォメーションセンターには沢山のパンフレットが置いてある。スタッフに声を掛け「明日、オールドマン・オブ・ストーとフェアリープールに行きたいんだけど、両方いける1Dayツアーはありますか?」と聞いてみる。
すると何種類がパンフレットを出してくれた。

さらに、一番おススメというスカイバスツアーの予約状況を確認してくれたが満席。スカイミニバスツアーなら空いてるよ、ということでパソコンで申し込みをしてもらった。50£=8000円。

※夏季は満席になることがあるのと、会社によって金額・内容が異なるので予め自分で比較した上webで申し込んでおくのがおススメです。

明日の予定が決まったところで、ポートリーの観光をしつつ昼食がとれる場所を探す。

スカイ島に行った人のブログによく載ってる、カラフルなお家がならぶ場所を発見(名前不明)

海辺に降りてくとやけにカメラ慣れしたカモメがいた。
1枚撮らせてもらうと……

「反対側も撮ってくれ」と右を向く。

レストランはピークシーズンだけあって行列!

coopさえも人が溢れかえってる。

仕方なく空いてそうなインド料理屋に入る。

やっぱり空いてる。wifiは使えない。

店員さん一押しのチキンビニヤニ。まあまあ美味しかった。10£=1600円。

さて、ポートリーから宿泊地カイルアーキン行のバスは15:20か17:35。
お昼を食べ終えた時点で14:30頃だったから、今からバスでオールドマン・オブ・ストーに行って帰ってくるのも、ちょっと時間的に不安があるので、歩き方にも載っているポータリーの2時間程度のハイキングをすることにした。


カラフルなB&Bを左手に道なりに進んでいく。

このコースだ。

湖水地方の登山とは違い、歩きやすい平坦な道を進んでいく。

途中、おじいさんが道端のラズベリーを採って食べていた。私も食べてみたら、酸っぱくて美味しい!

お花も沢山。

半島が近くなってくる。良い景色。

この辺りから登りになっていく。晴れたり、雨が降ったり。途中、カッパを着ようとしたら、途中で雨が止んでしまった。靴は泥だらけ…

今度はゆっくり下っていく。牛や羊もいる。

結局90分も関わらず、街に戻ってきた。
17:35のバスで宿泊地カイルアーキンへ移動。6.5£=1040円。途中、虹が出ていた。

カイルアーキンのバス停。

今晩の宿、SAUCY MARY'S HOSTEL。ドミトリー一泊30£=4800円。

6人部屋、トイレ・シャワー付き(廊下にも複数トイレ・シャワー有)フロントでドライヤーも借りられる。

キッチンも綺麗で充実。

近くに小さいスーパーもあるが、島だから品数も少なく割高のようだ。今日〜明後日の食事5回分、9£=1440円。

渡英して初めてピザをオーブンで焼いたら、めちゃくちゃ美味しかった。

山を旅する人達の夜は早い。みんな21時には床についていた。明日もどうか晴れますように…!